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外壁塗装リフォーム
色選びのポイント
気に入った色彩の探し方
基本知識
外壁塗装リフォームの魅力は、何といっても色彩です。
色彩の善し悪しが、満足度を大きく左右すると言って過言ではありません。
「少し冒険してみたい」・・そんな場合にも、色選びの基本知識は必要です。
「出来上がったら想像と違う!」なんて事がないよう、選び方、探し方の参考にしてみて頂きたいと思います。
色見本カタログの色と実際の出来上がりが大きく異なる大きな原因は、「面積効果」にあります。
「面積効果」は、誰もが持つ「目の錯覚」に拠るものです。
色見本帳の小さな 色サンプル (たとえば、2.5cm×7cm程度の大きさ) で選ぶと、大きな壁面で仕上がった時のイメージが大きく食い違うことがあります。
「出来上がってみたら想像したイメージと全然違った!」 というものです。
主に、思ったよりも白っぽい薄い感じ、派手な感じがする…… などの色感覚のズレを生じます。
小さいサンプルの色見本から選ぶ場合は、
イメージする色よりも、黒っぽく落ち着いた色合いのものを選ぶようにする。
余談になりますが・・、
現在の自宅の外壁色が、サンプル見本ではどれに近いかを知ると、「面積効果」による色感覚のズレを実感できるかも知れません。
サンプルで現在の外壁に近い色を選んでみて、それを実際の外壁に当てて比べてみると、外壁の方が濃い色であることに驚かれると思います。
【用語解説】
【明度】 (明るさ) ・・ 白っぽいか、黒っぽいか、を表します。
【彩度】 (鮮やかさ)・・ 派手な感じか、落ち着いた感じか、を表します。
【色相】 (色合い) ・・ レッド系か、ブルー系か、イエロー系か、を表します。
これらは、「色の3要素」と言われるものです。
色は、室内の蛍光灯の下で見る色と、太陽光線で見る色とは、色の見え方が異なります。
色は、光源色によって左右されているからです。
なので、色を選びんだり確認する作業は、屋外が基本です。
屋内では本当の色合いを見ることが出来ないことを覚えておいていただきたいと思います。
ただし、屋外の場合、直射日光ではなく自然に反射された光(昼空光)が当たる場所が最適です。
【用語解説】
【光源色】(こうげんしょく)
太陽・白熱灯・蛍光灯などの光源の出す光の色【光源色】はそれぞれ異なっています。
光の波長により青みがかったり、赤みがかったり、と変化して見えたりします。
ドライブ途中で、トンネルの中のオレンジ色の照明では、色が白黒でしか見えない経験はないでしょうか・・。
光源色が制限されている為に、他の色合いが見えなくなる訳です。
おおよそのイメージ色は、サンプル色見本とは別に、実際の建物でチェックしてみることをお薦めします。
ご自身のイメージに近い建物を見つけて、それを色見本と照らし合せ参考にしながら決めると良いと思います。
色選びに慣れた担当者に、「あの建物に近い色はどれですか。」とお訊ねになるとよいと思います。
外壁や屋根やその付帯部を塗り替えをしても、色変更の出来ない部分の色合いを考慮する必要があります。
具体的には、窓アルミサッシ・玄関回りのタイル・または、エントランスの床レンガ、塗装出来ない屋根・・などなど。
家の色彩的なイメージを構成する様々な基本部分があります。
これらとの色バランスや、相性をイメージしておくことも大切です。
外壁塗装リフォームの色選びは、大変ですが塗り替えの醍醐味でもあります。家のイメージが大きく変わり、新しい家のように生まれ変わリます。 外壁の塗り替えは、リフォームの中でも感動の大きい工事の一つです。
不安も大きいとは思いますが、是非とも挑戦、いいえ、楽しんでいただきたいと思います。
もちろん、新築当初と同じ色合いに再現することもとても良いことです。 新築時の感動をもう一度味わっていただくことも楽しい選択です。
しかし、少しイメージを変えたいと思われる方には、「不安なので結局前と同じ色にしてしまった」とならないで頂ければと思います。 上手に色選びをしていただければ、大丈夫です。
たくさんの家を見て回ったり、業者に相談するなど、じっくり時間を掛けて家のイメージチェンジに挑戦してみて下さい。
きっと、楽しい思い出になることと思います。