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①塗り替え時期のとらえ方

① 塗り替え時期のとらえ方

建物の塗装塗り替え周期の参考にして頂くため、国のガイドラインと、塗料メーカーの示す塗料の耐久年数を簡単にご紹介します。

これらはあくまで参考として、一応のご理解を頂いておいていただければと思います。

10年以内の塗り替えは、時期尚早かも知れません。

国土交通省が出している長期修繕計画指標を一つの参考に

 12年サイクルが一つの指標に

国の発表している指標に、

国土交通省の「長期修繕計画標準様式」

があります。 

これは国が分譲マンションを対象にして、

指標として発表しているものです。

個々の分譲マンションに対して、

①長期的な修繕計画と、

それに必要な

②修繕資金の計画的な積立

を推進してもらう為に、国が示しているガイドラインです。

その「修繕計画」の中には、「将来予想される修繕工事内容」と、

それに対する、「標準的な修繕周期」が示されており、

その外壁に関する修繕周期年数が、12 年となっています。

 

12 年のサイクルを一つの指標として長期修繕資金の算出根拠としています。

 

しかし、実際には個々の建物で判断は異なります。 一つの塗り替え時期の目安として参考にして頂ければと思います。

もし10年以内の塗り替えをご検討中であれば、少し早めに行うイメージになります。

塗料メーカーの出している「塗料の耐久年数」の意味

塗料の耐久年数は、塗り替え時期を直接に示すものではない。

 

 

  

塗料には、性能表示の指標として「塗料の耐久年数」が示されています。

これは、「ある試験方法」を基にして、算出されるものです。

  

「ある試験方法」とは、『 促進耐候性試験 』(JIS(日本工業規格)A 6909の規格)です。

その塗料をサンプルとして試験板に塗装し、それに対して自然の日射を想定したランプ光を連続照射します。そして、最初の艶(つや)から、80%まで低下した時点の経過時間を基にして耐久年数を試算する方法です。

  • 照射時間2500時間 : (10年相当の耐久性)
  • 照射時間1200時間 : ( 5年相当の耐久性)
  • 照射時間  600時間 : ( 3年相当の耐久性)

この統一した試験方法を用いて、塗料の耐久性指標としています。

 

一般的に公表されている 「塗料の種類による標準耐久年数」はおおよそ下記の通りです。

《樹脂の種類》

アクリル樹脂比較的安価な耐候年数  6~9年
ウレタン樹脂光沢に優れた耐候年数  9~12年
シリコン樹脂耐候性に優れた耐候年数 12~15年
フッ素 樹脂高耐候で高価な

耐候年数 15~18年

しかし、この耐久年数は塗替えの時期を直接に示すものではありません。

上の表からすると、建物の多くが①もしくは②の樹脂塗料を使用している訳ですから、世の中の建物の多くが、10年以内の塗り替えが必要となってしまいます。

塗膜は突然に壊れるものではなく、あくまでも少しずつ表層から劣化をするものです。

表層の劣化は、ツヤが引ける段階です。表層の劣化が始まっても下地保護の機能が失われるものではありません。

塗料の耐久年数は、表層の劣化が始まっているであろう時期をさしていると解釈してもよいかも知れません。

 

他方、劣化要因は太陽光線だけではなく様々な環境条件にも拠ります。

たとえ ④フッ素樹脂の様な高級な樹脂塗料が使われていても、下地からの刺激要因により早期に劣化する場合もあります。

また、初期の塗装の仕方が適切でないことで、期待する耐久性が保持できない場合も考えられます。逆に、確りとした正しい施工で仕上げられた塗装は、期待以上の耐久性を発揮する場合もあります。

(ここにつきましては、「⑥塗料と塗装工事のあり方」などもご参考ください。)

実際の塗り替え時期の判断については、実際の塗膜劣化状態や、下地素材の状態、汚染の状態、湿気などの影響状態などなどを考慮して判断されるものと思います。

建物の様々な劣化症状を総合的に判断 することが肝要です。

 

先ずはお家の方が、外壁の劣化症状を観察し簡単な自己診断をしてみることも大切です。状態を目で確認しておくことです。これを「目視による観察」と言います。

 

それに合わせて、信頼できる専門者に外壁診断を依頼し、その診断の内容をお聞きになってみることも必要です。直接、その診断内容を聞いてみることです。詳しいことは分からなくても、観察の結果をもとにした意見や考え(「初見」)を聞いておくことです。

 

建物の劣化症状は実際に目に見えているものですので、素人の方でも少しずつご理解が深まるものと思います。

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