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② 劣化症状の基礎知識

お住いの外壁劣化症状は、ご自身でご確認して頂くことが可能です。また、必要なことでもあります。ここでは基本的な劣化症状をご理解いただければと思います。

ただし、劣化の症状は家の材質や環境状態により様々です。特徴的な劣化症状のご紹介をしてみますので、自己診断の参考にして頂ければと思います。

代表的な5つの劣化症状

自己診断の予備知識として

外壁の劣化は、ご誰でもご自身でチェックして頂くとよいと思います。

下記に、代表的な 5つの劣化症状 を説明させていただきます。

(パソコンでご覧の方は、写真はクリックして頂くと拡大いたします。)

塗膜層における劣化症状 1~3

 1. ツヤ引け・変色・退色

日当たりのよい箇所を見ると、当初の外壁色が変退色(色あせ)しているように見える症状です。

これは、主には太陽光線の中の紫外線の影響で、塗膜を守る「樹脂」が劣化することでツヤがなくなり、次第に「顔料」に影響が出はじめる現象です。

下記の写真は、塗膜を守る「樹脂」が既に劣化をし、「顔料」まで影響がでている状態です。「顔料」への影響で、写真の様に大きく変色・退色してしまいます。

壁面の装飾板部分の変色が見えています。日射と変色との関連を感じる写真です。

元の濃いグレーの外壁が白けてムラになっています。チョーキング状態ともいえます。

色ムラになっています。塗膜劣化の最終段階の様な状態になっています。

 2. チョーキング現象・白亜化

外壁を手でこすると、チョークのような白い粉が付く症状です。

これは、チョーキングとか白亜化と呼ばばれるものです。

紫外線や水の影響で、塗料の色彩を形づくる顔料そのものが劣化して粉状になっている現象です。

外壁の色が手に付く状態になっています。典型的なチョーキングの状態です。

外壁の柄の色がぼやけてなくなりつつある状態です。顔料が失われつつある状態です。

外壁の赤色の顔料が雨で流れて白い部分を汚染している状態です。

 3. 藻・カビの繁殖・自然汚染

外壁が、緑色や、黒色になるなどの汚れが現れる汚染症状です。

外壁が劣化すると、表層面が保水性を持つことになります。その保水性が「藻」や「カビ」を引き寄せ、さらに「大気汚染物質」などを付着しやすくさせます。汚れを複合的に引き寄せる原因となります。

緑色は、藻です。黒色は、黒カビです。黒カビは藻の死骸を栄養分として繁殖します。汚染の連鎖です。それに加え、大気汚染物質などが、複合的に汚染を加速させていきます。

特に屋根近くの外壁に、藻などの汚染が濃く広がっていく様子が見えます。

屋根からの雨水の影響がありそうな、藻・カビの汚染が見えます。

湿気の影響が見えるような藻の発生状態です。湿気の上昇に合せるような感じです。

塗膜層から下地(躯体)に影響する劣化段階 4~5

 4. ひび割れ(クラック)

大小のひび割れが生じるひび割れ(クラック)症状です。

ひび割れには幾つかの種類があります。

外壁そのもののひび割れ

小さなひび割れは、主に、塗装膜そのものが経年で硬化して起こる現象です。

大きなひび割れは、主に、塗装膜の下地素材(躯体)が割れている可能性があります。

下地素材からひび割れている場合は、雨水が侵入することになります。

細く浅い割れですが、17ミリ程度の厚みのボードにとっては好ましくない状態です。

軒下のモルタル下地の大きなひび割れが見えます。構造的なひずみによるものです。

左官目地の部分は割れを吸収する為の部分です。一応、想定内の割れではあります。

外壁のジョイント目地部分のひび割れ

外壁の一部として、サイディングボード外壁の目地コーキングのひび割れがあります。正確には、塗装の劣化ではなく、コーキング材の劣化症状です。

コーキングそのものが、劣化して脆くなってる状態です。

ポロポロな状態です。

コーキング自体が収縮し、ボードへの接着力が弱い側に隙間が出ている状態です。

コーキングそのものが薄く施工される為に早期に脆くなっている状態です。

 5. 塗膜のはがれ・フクレ

 

塗装した膜が、はがれたり、フクレたりの症状が現れます。

これは、劣化による付着力の低下が原因です。

レッドカードです。 もはや外壁を保護する機能が無い状態で、下地素材の欠損に進行します。

ただし、下地素材が室内から侵食されて、塗膜を浮かせている場合もありますので、正しい診断が必要です。

塗膜そのものが劣化をして、剥離している状態です。

塗膜そのものが劣化をして、剥離している状態です。

ボードの基材への影響が出て下地の層から剥離した状態です。

外壁劣化の進行ステージ

劣化の進行を4つのステージで把握

先にご説明した五つの外壁劣化を、

下記の4ステージでご理解いただくと良いと思います。

劣化の速さは、塗料の性質やグレードによって異なりますし、下地素材の性能にも拠りますが、おおよそ、このような経年劣化を想定して頂くとよいと思います。

第一ステージ:(5年から10年)

→ ツヤ落ち の症状が、少しずつ始まる。

第二ステージ:(8年から13年)

→ 変色やチョーキングが の症状が、少しずつ始まる。

→ 藻・カビ・汚れの症状が、場所によって見られる。

第三ステージ:(10年から15年)

→ 変色やチョーキングが の症状が、日当たりの良い部分に見られる。

→ 藻・カビ・汚れの症状が、部分的に発生している場合もある。

大小のクラック(ひび割れ)の症状が、現れている場合もある。

第四ステージ: (15年から20年)

→ 変色やチョーキングが の症状が、全体的に見られる。

→ 藻・カビ・汚れの症状が、広く発生している場合がある。

大小のクラック(ひび割れ)の症状が、点在している場合がある。

→ はがれ、フクレ、欠損 の症状が、現れ始めている場合がある。

ポイント

塗り替えは、第三ステージに入ったくらいを目処に計画を立てるのが良いとされます。

第四ステージからは、下地素材(躯体)そのものへの影響が出始めるケースが多いからです。その前に対策措置を行うという考え方です。

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